最新の海外文学を紹介・批評します。

最新海外文学紹介

最近発行になった海外文学の中で、読者評価の高いものを中心にご紹介します。
1.天国からはじまる物語(ガブリエル・ゼヴィン作)
車のひき逃げ事故で、地上での人生を終えた人が暮らす地「Elsewhere」にたどり着いた、16歳のリズの物語。そこに暮らす人々は、1年ごとに1歳ずつ若返っていくという、地上とは逆の歳の取り方をします。若すぎる死を受け入れられず、新生活になじめなかったリズが、双眼鏡をとおして見る地上の様子にいろんな思いを抱きながら、徐々に今の自分を受け入れ、ひとりの青年に恋をしていく、その心の成長を描いた秀作です。死、人生、そして今を大事に生きることの意味をもう一度考えさせてくれる涙の物語、若い人を中心に高評価。
2.青空のむこう(アレックス・シアラー作)
表紙がとても印象的。今、なんでもない毎日を生きていることがどんなにすばらしいことか、そんなあたり前のことをさらっと教えてくれる物語です。子どもでも分かる内容なのがいいです。絵本感覚というか詩感覚で読めるシンプルさなので、すっと入ってきます。
3.アフガンの男(フレデリック・フォーサイス)
アメリカ文学にこの作家から入った人は多いのではないでしょうか?純文学というより、スリラー、推理系のストーリーテラーですが「ジャッカルの日」など、ベストセラー多数。そんな彼の最新作は、アルカイダ系のフィクション。9.11後、アメリカで逮捕中のタリバン戦士になりすまし、アルカイダに潜入した男が残した「テロの標的は船」というメッセージをめぐってくり拡げられる軍事スリラー。

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